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毎朝『おはよう』とかわす言葉

『ただいま』と言えば『おかえり』とこたえる君の声

毎夜『おやすみ』と言える幸せ

そんな日々が今日からはじまる。


   恋愛幸福論


「好きだ・・・ナルト・・・」
汗ばむ腕で小さくあえぐ彼の頭を抱き込み、舐めるようにその耳に睦言をねじ込んだ。下半身から聞こえる水音は今はおだやかで、もらすことなく感じろよとばかりにズクンズクンと突き上げる男の動きは執拗で淫らだ。
「くっ・・・んぁ、サ・・・スケ・・・」
ナルトの腕がサスケの脇下を通り背にまわされる。それに合わせてサスケの腰を締めつけるように力を入れられた足がその腰とともに浮き上がり、必死にしがみつく彼が己の下で一際感じていることをサスケは知って抱き込む腕に力を込めた。荒い息づかいの中に歓喜の悲鳴がまじる様は、サスケをあおり更に強く、深く、とナルトを激しく突き上げたい衝動に駆りたてる。
「・・・好きなんだ・・・はぁ・・はっ・・・ナルト・・・っ」
「そんなこと・・・っ、知ってるってば・・・ん、ぁ・・・!」
聞き飽きるほど繰り返えされる睦言に、もう十分だとナルトはサスケの肩口に額を押しあてる。



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