よくある日常



マンション管理人サスケ
入居者ナルト


ぷるるるる……ぷるるるる…・・・
ナルト「はーい」
サスケ「恐れ入ります。ハイツ木葉の管理会社、うちはと申します。うずまきさんの携帯でしょうか?」
ナルト「はい、そうですけど」
サスケ「あー、スミマセン。お隣から騒音の苦情が来てるんですけど」
ナルト「え、うるさかったですか?」
サスケ「特に夜の9時過ぎあたりから。お友達とか結構来られます?」
ナルト「あー、もしかしたらこの前の週末はうるさかったかも……」
サスケ「これからは気を付けてもらえますか?」
ナルト「わかりました。すみませんー。ちなみにどっから苦情入ったんですか?謝りに行きたいんですけど」
サスケ「いえ、謝罪といっても波風立ってしまうと困るんで。私からうずまきさんがそうおっしゃってたと伝えておきますよ」
ナルト「そうですか。えーと、どちら様でしたっけ?」
サスケ「わたくし、うちはと申します」
ナルト「うちはさん、そしたらお願いしますー」
サスケ「はい、失礼します」
ぷつ……

ぷるるるる……ぷるるるる…・・・
ナルト「はーい」
サスケ「恐れ入ります。ハイツ木葉の管理会社、うちはと申します。うずまきさんの携帯でしょうか?」
ナルト「はい、そうですけど」
サスケ「月末過ぎてますがお家賃の確認が取れてませんので、ご連絡させてもらったんですが」
ナルト「あーーー。忘れてたってばよ!!すぐに振込にいきます!!」
サスケ「本日、昼過ぎにマンションのほうに巡廻に回りますので、家にいらっしゃるんでしたら集金させて頂きますが」
ナルト「え、マジっすか?います、います。助かりますってば。そしたら振込手数料もかからねぇし!」
サスケ「14時ころにお邪魔してもよろしいですか?」
ナルト「わかりました。お待ちしてますってばよ」
サスケ「では、失礼します」
ぷつ……
毎月集金にうかがうことになりました。



ぷるるるる……
受付け「お電話ありがとうございます。○×▲不動産でございます」
ナルト「ハイツ木葉の702号室のうずまきですけど、担当のうちはさんいらっしゃいますか?」
受付け「しばらくお待ち下さい」
ちゃらららら~ちゃら~~(保留音)
サスケ「かわりました、うちはです」
ナルト「あ、ハイツ木葉701号のうずまきです」
サスケ「いつもお世話になっております」
ナルト「あ、はい、お世話になってます。えと、水が出ないんですけど。台所もトイレも」
サスケ「そこのマンションでそういった報告がないのでもしかしたら悪戯されたのかもしれませね」
ナルト「すぐ直りませんか?」
サスケ「今からおうかがいしても大丈夫です?」
ナルト「あ、はい。えーと、あと1時間くらいしたら家出るんですけど」
サスケ「すぐうかがいます」
ナルト「え、え?あ、お願いします」
サスケ「はい、失礼します」
ぷつ……



管理会社には入居者の顔写真、部屋のマスターキー、連絡先から揃ってます。
家賃延滞で電話連絡はしません。長期延滞なら話は別ですが。先に書面での催促です。
そして水道は子メーターの栓をひねれば止めることも出すことも簡単にできます。
ちなみに○×▲不動産勤務うちはサスケはハイツ木葉701号室在住。マンション管理人が管理しているマンションに住んでいるのはざらです。(皆内緒にしてますが)



たまにある話です。



マンション管理人サスケ
入居者ナルト


ぷるるるる……
受付け「お電話ありがとうございます。○×▲不動産でございます」
キバ「ハイツ木葉の担当者さんいますか!?」
受付け「しばらくお待ち下さい」
ちゃらららら~ちゃら~~(保留音)
サスケ「かわりました、うちはです」
キバ「あ、オレハイツ木葉702号のうずまきナルトの友人で犬塚ってゆうんだけど!」
サスケ「いつもお世話になっております……(一気にトーンダウン)」
キバ「あのさ、今すぐあいつの部屋入りたいんだけど!!管理人さんだよな?部屋空けてくれ!」
サスケ「そういったことはご本人様に許可を頂いてからじゃないとお答えできませんが(頑として)」
キバ「そのご本人様と連絡が取れねぇんだよ!」
サスケ「……詳しく教えて頂けますか」
キバ「こんなことあんたに言っていいのか分かんねぇんだけどさ!今日あいつに用あって何度も携帯電話してんだけど出なくって、近くまで来てたから部屋の前まで行ってピンポン押しても返事がねぇんだ!!」
サスケ「落ち着いて下さい。用事で外出されているんじゃないですか?」
キバ「絶対部屋にはいてんだよ!!玄関あけたらチェーンかかってたんだから!!」
サスケ「失礼ですが、鍵はどうされたんですか?(幾分詰問口調)」
キバ「え?鍵?前にあいつがオレん家に部屋のカギ忘れてたのを届けようと思って持ってたんだけど……(?)」
サスケ「風呂に入られてるとか、テレビを見ていて気付いてないとか」
キバ「風呂場からは何の音もしねぇし、何回も名前呼んでんだけど全く返事もないんだよ!!ドアもドンドン叩いたし、携帯の着メロも聞こえてくるし!!あ、あいつもしかして、もしかして……ッ!!(半泣)」
サスケ「んなことあるか!!昨日までは元気に部屋で歌うたってたんだ!(豹変)」
キバ「え?!」
サスケ「昨夜は遅くまで起きてたから、あいつのことだからまだ寝てるのかもしれねぇ!!」
キバ「あの……?」
サスケ「今から行くからそこで待ってろ!」
ガチャンッ!!ツーツー……。
キバ「……えーと……あんたナルトのなに?(汗)」


だだだだだだッ
キバ「あ、管理人さんこっちこっち!!」
サスケ「どけ、チェーンを切る!!」
キバ「え?チェーンなんか切れんの?!」
サスケ「ここの部屋はバーじゃねぇから、これで切れんだよ。クソッ。バーだったらドアが閉まった拍子にかかっちまうこともあるが、チェーンだったら中から誰かがやらねぇとかからねぇんだッ(焦)」
キバ「そ……そんな!!(蒼白)ナルト!!ナルト!!いるんだろ?!返事しろよ!!!ナルトー!!!」
ガッチャン!
サスケ「切れたぞ!」
キバ「本当だ!ナル…ッ」
サスケ「ナルトォ!!!」
だだだだだだッ
キバ「……」
サスケ「ナルトォ!!!」
キバ「……あんたナルトのなに?」


サスケ「ナルト、無事か?!」
キバ「こ、これは……ヘ、ヘッド…ホン……」
サスケ「ナルト!」
キバ「寝てやがる……クソッ、起きろナルトォ!!(憤怒)」
ドカッドカッ!!
ナルト「イッテぇ!!んだよッ!!……あれ、キバ……?と、うちはさん……?」
キバ「てんめー!!」
ナルト「あれ、なんで二人がオレの部屋にいてんだってば」
サスケ「犬塚様でしたか。ご友人もこのとおりご無事だったようですので」
キバ「あ、ああ。うん……」
サスケ「切断したチェーン代はおってご請求させて頂きますね」
ナルト「は?」
キバ「え、オレ?」
サスケ「はい(にこり)」
ナルト「え、え、何が起こったんだってば??」
サスケ「警察を呼ばなくて良かったですね。では、失礼致します」
………バタン
キバ「……」
ナルト「キバ、お前なにやったの?警察って」
キバ「……お前とあいつってどうゆう関係?」
ナルト「は?何言ってんのお前」
キバ「いや、何でもねぇ……」
犬塚様
特別出張費3、150円
チェーン代15,750円也




たまにある話です。




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